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すでにネットいじめはInstagramへ移行している!?保護者ができる対策を知っておこう

ネットいじめは「LINEいじめ」から注目された

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LINEがサービスを開始したのは、2011年。若い世代に圧倒的な支持を集めて急速に普及したため、青少年にはLINEを使ったトラブルも多発しました。そのひとつが「LINEいじめ」です。

LINEはどれだけメッセージを交わしても、通話をしても無料です。子どもたちは24時間、繋がり続けることができるようになりました。学校でのトラブルは、放課後や夜中までひっきりなしに続くのです。また、LINEにはグループ機能があり、大人数で一斉にコミュニケーションができます。

しかし、1対1の会話は他の人には見えません。そこで、グループでの交流を影で操ったり、裏のグループを作ったりして、いじめたい人をさらに追い込むことができます。スマホならではのスクリーンショット機能も、時に悪用されます。1対1だからと安心して他の人の悪口を言ってしまうと、そのスクリーンショットをさらされてしまうのです。LINEには「送信取消」機能がありますが、スクリーンショットを撮られてしまえば、確実な証拠になってしまいます。

こうした事態を受け、LINEも企業としてネットリテラシー教育に取り組みました。専門の部門を立ち上げ、小学生から高校生までを対象とした講演などを行っています。また、こうした問題はLINEというサービスだから起きるのではなく、ネット上でのコミュニケーションの取り方も重要でもあるため、「LINEセーフティセンター」で学校や保護者も利用できるワークショップ教材を配布しています。

LINEセーフティセンター