Amazonの詐欺サイトに引っかかってしまった場合の対処法

Amazonを装ったフィッシングメールやSMSには、「アカウントが停止されました」「支払い方法を更新してください」「注文内容を確認してください」などと不安をあおり、偽のAmazonサイトへ誘導するものがあります。
もしリンクをクリックしてしまっても、まずは落ち着いて、どこまで操作したかを確認しましょう。
Amazonの詐欺メールをクリックしてしまったときの対処法早見表
| してしまったこと | まず行う対処 | 主な確認ポイント |
|---|---|---|
| リンクをクリックしただけ | 偽サイトを閉じ、ブラウザや端末を確認 | 不審な通知・ダウンロード・アプリがないか確認。必要に応じて履歴・キャッシュを削除 |
| アプリやファイルをダウンロードした | インストールしたものを確認し、端末をスキャン | 不審なアプリやファイルを削除。AndroidはPlay プロテクト、WindowsはWindows セキュリティなどで確認 |
| AmazonのID、パスワードを入力した | Amazonのパスワードをすぐ変更 | ほかのサービスで同じパスワードを使っている場合も変更。ログイン中の端末や注文履歴も確認 |
| クレジットカード情報を入力した | カード会社へすぐ連絡 | 利用停止・再発行について相談し、利用明細に不審な決済がないか確認 |
| 何を入力したか分からない 複数の情報を入力した |
パスワード変更とカード会社への連絡を優先 | Amazonアカウント、メール、カード情報など、入力した可能性がある情報を一つずつ確認 |
【クリックしただけ】スマホ・PC別のブラウザ確認・リセット手順
Amazonの詐欺メールに記載されたURLをクリックしただけで、ID・パスワードなどを入力しておらず、アプリやファイルもダウンロードしていない場合、すぐにAmazonアカウントが乗っ取られたと判断する必要はありません。まずは偽サイトを閉じ、ブラウザに不審な通知や権限が残っていないか確認しましょう。
なお、履歴やキャッシュの削除はブラウザに保存されたWebサイトデータを整理するための操作です。マルウェアそのものを駆除する操作ではないため、不審なアプリやファイルをダウンロードした場合は、あわせて端末のセキュリティチェックを行ってください。
iPhone(Safari)の履歴・Webサイトデータを消去する
Safariの履歴を消去する手順
- iPhoneの「設定」を開く
- 「アプリ」→「Safari」を選択
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 消去する期間を選び、「履歴を消去」をタップ
Appleによると、この操作でSafariの閲覧履歴やCookie、キャッシュなどを削除できます。
あわせて、「詐欺Webサイトの警告」が有効になっているか確認しておきましょう。
Safariには、フィッシングサイトの疑いがあるWebサイトへアクセスしようとした際に警告を表示する機能があります。Safariの設定にある「プライバシーとセキュリティ」から、「詐欺Webサイトの警告」がオンになっていることを確認してください。
注意: 偽サイトからアプリや構成プロファイルなどをインストールした場合は、「クリックしただけ」の状態ではありません。インストールしたものを確認し、削除などの追加対応が必要です。
Android(Chrome)の安全確認とアプリの点検
AndroidでAmazonを装った偽サイトを開いた場合も、まずChromeのタブを閉じます。
次に、Chromeの「安全チェック」を確認しましょう。
Chromeの安全チェック
- Chromeを開く
- 右上の「︙」をタップ
- 「設定」を開く
- 「安全チェック」をタップ
- 問題が表示された場合は、画面の案内に沿って対応する
Chromeの安全チェックでは、セーフブラウジングの状態、不正使用されたパスワード、不審な通知、サイトに与えた権限などを確認できます。
また、偽サイトで誤って「通知を許可」してしまうと、その後も不審な警告や広告が表示される場合があります。
Chromeの「設定」→「サイトの設定」→「通知」を確認し、身に覚えのないサイトが許可されていた場合はブロックしてください。
さらに、偽サイトからアプリをインストールしてしまった場合は「Google Play プロテクト」を確認します。Google Play プロテクトは、端末にインストールされているアプリを確認し、有害な可能性があるアプリを検出すると警告・無効化・削除などを行う機能です。
Google Play プロテクトの確認方法
Google Play ストア → 右上のプロフィールアイコン →「Play プロテクト」
身に覚えのないアプリがないかも、あわせて確認してください。
なお、「他のアプリの上に重ねて表示」などはWebサイトではなくアプリに与える権限です。URLをクリックしただけの場合に確認する必要性は高くありませんが、偽サイトからアプリをインストールした場合は、不審なアプリに強い権限が付与されていないか確認しましょう。
パソコン(PC)のブラウザ履歴・キャッシュを削除する
WindowsパソコンでAmazonの偽サイトを開いた場合も、まずページを閉じます。
Google Chromeの場合
「︙」→「閲覧履歴データを削除」
から、閲覧履歴、Cookie、キャッシュされた画像やファイルなどを削除できます。
Chromeでは「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「安全チェック」から、ブラウザの安全性も確認できます。
Microsoft Edgeの場合
「設定など」→「設定」→「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データの消去」から削除するデータを選択できます。
また、ファイルをダウンロードした、何かをインストールした、不審な動作があるといった場合は、Windows セキュリティでウイルスチェックを行いましょう。
Windows セキュリティでクイックスキャン
「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」→「クイック スキャン」
Microsoftも、マルウェアやウイルスへの感染が疑われる場合にはクイックスキャンを実行するよう案内しています。
【AmazonのID・パスワードを入力した】アカウントを守る3ステップ
Amazonを装った偽サイトに、Amazonへ登録しているメールアドレスや電話番号、パスワードを入力してしまった場合は、ブラウザの履歴を消すだけでは不十分です。
入力した情報が第三者へ送信されている可能性を考え、Amazonアカウントの保護を優先してください。
ステップ① Amazonのパスワードをすぐに変更する
メールに書かれているリンクには戻らず、Amazon公式アプリまたはAmazon.co.jpを直接開きます。
「アカウントサービス」→「ログインとセキュリティ」から、Amazonのパスワードを変更してください。
新しいパスワードには、ほかのWebサービスで使用していないものを設定します。
同じメールアドレスとパスワードを楽天市場、Yahoo!、Google、Apple、SNSなどでも使い回している場合は、それらのサービスのパスワードも変更してください。
フィッシング対策協議会も、フィッシングサイトへID・パスワードを入力した場合は速やかにパスワードを変更し、使い回しているサービスについても確認するよう案内しています。
Amazonへログインできなくなっている場合は、パスワードの再設定を試すか、メールに記載された連絡先ではなく、Amazon公式サイトや公式アプリからカスタマーサービスへ問い合わせてください。
ステップ② サインインしている端末を確認・ログアウトする
パスワードを盗まれた場合、第三者がすでにAmazonアカウントへログインしている可能性があります。
Amazonの「アカウント&リスト」(アプリからは「アカウント」)を確認し、メニューの中から「デバイス」または「接続デバイス」の項目を確認します。身に覚えがない接続デバイスが表示される場合は、ほかの端末からのサインインを終了させます。
デバイスの強制ログアウト方法
「アカウントサービス」→「ログインとセキュリティ」→「アカウントが不正にアクセスされましたか?」→下部の「すべてをサインアウトする」を実行する。
あわせて、次の項目も確認しましょう。
- 身に覚えのない注文がないか
- 配送先住所が追加・変更されていないか
- 支払い方法が変更されていないか
- 知らない端末が登録されていないか
身に覚えのない注文や設定変更がある場合は、自分だけで処理せず、Amazon公式のカスタマーサービスにも相談してください。
※Amazonの画面構成やメニュー名称は変更される場合があります。
ステップ③ 2段階認証や「パスキー」を設定する
パスワード変更後は、Amazonアカウントの認証を強化しておきましょう。
「ログインとセキュリティ」から2段階認証を設定し、利用可能であれば認証アプリなどを登録します。
また、パスキーを利用できる場合は設定しておくことも有効です。
パスキーは、端末の指紋認証・顔認証・PINなどを利用してサインインする仕組みで、パスワードを偽サイトへ入力させる従来型のフィッシング攻撃に強い特徴があります。
ただし、2段階認証やパスキーを設定すれば今回入力したパスワードが無効になるわけではありません。
「パスワード変更」→「ほかの端末からサインアウト」→「2段階認証・パスキー設定」
の順番で対応しましょう。
【クレジットカード情報を入力した】カード会社へすぐ連絡する
Amazonを装った偽サイトにクレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードなどを入力してしまった場合は、Amazonへの連絡だけでは対応できません。カード発行会社へすぐに連絡してください。
フィッシング対策協議会では、フィッシングサイトへカード情報を入力した場合、カード会社の紛失・盗難窓口へ連絡し、利用停止や必要に応じた再発行手続きを行うよう案内しています。Amazonも、カード情報を入力してしまった場合にはカード会社へ連絡するよう案内しています。
連絡先は、詐欺メールや偽サイトに書かれた電話番号ではなく、カード本体、カード会社の公式アプリ、公式Webサイトから確認してください。
あわせて利用明細を確認し、身に覚えのない決済が発生していないか継続してチェックしましょう。
AmazonのID・パスワードも一緒に入力している場合は、前章のAmazonアカウント保護も行ってください。
二度と騙されないために!Amazonから届くメールが「本物か偽物か」確認する方法
Amazonを装った詐欺メールは、本物と非常によく似たデザインや文章で作られています。
そのため、文章の違和感や見た目だけで判断するよりも、メールとは別の経路からAmazon公式サイト・公式アプリを確認する習慣をつけることが重要です。
Amazonのメッセージセンターで確認する
「このAmazonメールは本物?」と思ったときに、まず確認したいのがAmazonの「メッセージセンター」です。Amazon.co.jpから送信された注文・発送・アカウント関連などのメールは、メッセージセンターでも確認できます。一部対象外のメールもありますが、不審なメールを判断する有力な手掛かりになります。
パソコンの場合
Amazon.co.jpを直接開く
→「アカウントサービス」
→「メッセージセンター」
Amazonショッピングアプリの場合
Amazon公式アプリを開く
→ 画面下部の人型アイコン
→「アカウント」
→「メッセージ履歴」の「Amazonからのメッセージ」
受信したメールと同じ内容が届いているか確認しましょう。
重要なのは、確認するために不審なメール内のリンクをクリックしないことです。
普段使用しているブックマークやAmazon公式アプリからAmazonを開き、そこで注文履歴やアカウント情報を確認してください。Amazonやフィッシング対策協議会も、メール内のリンクではなく、公式アプリやブックマークからアクセスする方法を推奨しています。
よく分からない場合はAmazonのサポートセンターに連絡を
よくわからない場合は、Amazonサポートセンターに連絡をする。
フッターなどのメニュー「お客様サポート」→「すべてのヘルプトピック」→「アカウントサービス・セキュリティおよびプライバシー」→「セキュリティおよびプライバシー」→「お客様を詐欺から守る」→「カスタマーサービスにお問い合わせください」等よりお問い合わせ。
https://www.amazon.co.jp:443/gp/help/customer/contact-us/ref=cu_surl
※Amazonではページ変更等によりメニューの文言等が変わる場合がありますので、公式サイト、アプリをご確認ください。
その他わからないので専用窓口へ相談したい場合
手続きのやり方がわからない方や、対処法を相談したい方は、下記の窓口に連絡してみましょう。
・消費者ホットライン 188(いやや)※局番なし
・警察のサイバー犯罪窓口 ♯9110
Amazonを装った詐欺メールを開いてしまった時のまとめ
Amazonを装った詐欺メールをクリックしてしまった場合は、「どこまで操作したか」によって必要な対応が変わります。
クリックしただけで何も入力していない場合は、偽サイトを閉じ、ブラウザの安全設定や通知、不審なダウンロード・アプリなどを確認します。
AmazonのID・パスワードを入力してしまった場合は、Amazon公式サイトからすぐにパスワードを変更し、ほかの端末からのサインアウト、2段階認証やパスキーの設定を行います。
クレジットカード情報を入力した場合は、カード会社へ速やかに連絡してください。
そして今後、Amazonから「アカウント停止」「支払い方法の変更」「身に覚えのない注文」などのメールが届いた場合は、メール内のリンクを開かず、Amazon公式アプリや公式サイトのメッセージセンター・注文履歴から確認することを習慣にしましょう。
Amazonを装った詐欺メールの「手口」を知りたい方へ
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