国税庁のSMSをクリックしてしまったら?偽サイトの実例と対処法

国税庁や税務署を名乗るSMSのURLをクリックしてしまい、「ウイルスに感染していないか」「個人情報を盗まれていないか」と不安になる方もいるでしょう。
偽サイトを開いただけで、個人情報の入力やアプリのインストールなどをしていない場合は、基本的に被害にはつながりません。ページを閉じ、それ以上操作しないようにしてください。
一方、個人情報やクレジットカード情報を入力したり、アプリをインストールしたりした場合は対応が必要です。
この記事では、実際に確認された国税庁をかたるSMSから偽サイトへアクセスし、どのような画面や支払い要求が表示されたのかを紹介します。
※注意※
本記事では、安全を確認したうえで偽サイトへの情報入力などを行っています。ウイルスやマルウェアなどが仕込まれている可能性もありますので、フィッシングサイトだと分かっているサイトに興味本位でアクセス・情報入力するのは危険です。
国税庁を騙るSMSをクリックしてしまったら、まず確認
URLを開いただけ
→ 何も入力・ダウンロード・インストールしていなければ、ページを閉じてください。
氏名・電話番号・メールアドレスなどを入力した
→ 今後、不審なSMSやメールが届く可能性があるため注意してください。
ID・パスワードを入力した
→ 該当するサービスのパスワードを速やかに変更し、同じパスワードを使い回しているサービスがあればそちらも変更してください。
クレジットカード情報を入力した
→ カード会社に連絡し、不正利用の確認やカード停止・番号変更などについて相談してください。
アプリをインストールした
→ アプリを削除するなどの対応が必要です。特にAndroidでは、国税庁をかたる偽SMSから不審なアプリをインストールさせる手口が確認されています。
実際に届いた国税庁をかたるSMS
まずスマホにSMSが届きました。国税庁より「未払い税金のお支払いのお願い」と書いてあり、リンク先のURLが記載されています。国税庁やe-taxのURLとは違います。


リンクをクリックしてみると・・・・
リンクをクリックしてみると「所得税を自発的的に納付されるよう催促してきましたがまだ納付されていないため、不動産、自動車などの登記登録財産や給料などを差し押さえします」と強い言葉が記載され、40,000円の延滞金を請求されました。SMSを受信したのは11月19日で期限は21日、期限は二日しかありません。

メールアドレスや電話番号の入力を求められる
「お支払いへ」をクリックすると、お急ぎで対応するためにオンライン納税ができると書いてあり、メールアドレスや電話番号を入力させます。通常オンラインならe-tax等を利用して納税するのですが、それとは別に個人情報を入れさせようとします。

Vプリカでの支払いを要求
個人情報を入力して先へ進むと、今度はVプリカを使って税金を支払うよう要求されます。
国税庁は、SMSやメールで国税の納付を求めることはありません。SMSから誘導されたサイトでプリペイドカードなどを購入・入力するよう求められた場合は、手続きを中止してください。

コンビニでのVプリカ購入方法まで案内
コンビニのマルチコピー機を利用して購入できるやり方を指南してくれます。非常に丁寧に購入方法を教えてくれます。

Vプリカの発行コードや領収書画像を入力させる
発行したvプリカコードを入力させます。また領収書画像をアップロードさせるなど手が込んでいます。


支払い完了
偽物のvプリカ情報を入れても支払い完了と表示されます。

個人情報だけでなく金銭も狙う国税庁の偽サイト
今回確認した偽サイトでは、SMSから偽の納税画面へ誘導し、メールアドレスや電話番号などの個人情報を入力させたうえで、Vプリカによる支払いまで要求していました。
国税庁をかたる詐欺では、個人情報を盗むだけでなく、クレジットカード情報やプリペイドカードの発行番号などを入力させ、直接金銭をだまし取ろうとするケースも確認されています。
※本記事で紹介している画面や手口は、記事作成時に確認した事例です。偽サイトのデザインや誘導方法は変化する可能性があります。
国税庁のSMSをクリックしてしまった場合の対処まとめ
国税庁を名乗るSMSのURLをクリックしてしまっても、サイトを開いただけで何も入力・操作していない場合は、基本的に被害にはつながりません。そのままページを閉じましょう。
一方、個人情報やパスワード、クレジットカード情報などを入力した場合や、アプリをインストールした場合は、入力・操作した内容に応じた対応が必要です。
また、「このSMSは本物なのか」「国税庁からSMSが届くことはあるのか」など、国税庁をかたるSMS・メールの見分け方については、以下の記事で詳しく解説しています。
