マイナポイント申請期限終了後に様々な手口で偽サイトへ誘導するフィッシング詐欺が前月比9倍に急増
ネット詐欺リポートは毎月調査・収集した詐欺サイトを分析し、傾向をまとめたリポートです。
※「インターネット詐欺リポート」(www.sagiwall.jp)は、2025年4月度より「ネット詐欺リポート」(netsagisoken.jp)として名称及びドメイン変更をいたしました。
2023年10月度のネット詐欺リポートでは、マイナポイントのフィッシングサイトが増加している点を取り上げます。
マイナポイントのフィッシングサイトが増加
先月も注意喚起を行ったマイナポイントですが、9月末で申請期限は終了しているにも関わらず、関連フィッシングサイトが前月より実数で9倍に増加しています。メールの文面ではマイナポイント第2弾で獲得した20,000ポイントの失効をほのめかす手口や申請期限が延長されたなどとかたる手口などがみられます。速報では、11月も非常に多くのマイナポイントのフィッシング詐欺の報告が既にされており、SNS上でも被害にあったなどのポストも確認でき、注意が必要です。
マイナポイントフィッシングメール
マイナポイントのフィッシングサイト
※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
今後はETC、えきねっとに注意
10月は前月に引き続きETCとえきねっとのフィッシングサイトが大きく増加しています。ETCは実数で2倍近くに上昇、えきねっとも実数で60%上昇しています。この2サイトは大型連休の前月と当月に増加する傾向もあり、年末年始の移動需要を見越した動きの可能性もあります。

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
フィッシングサイトブランドランキング
10月度は引き続き三井住友カードが1位となりました。またETC利用照会サービス、えきねっとが前月に引き続き構成比・実数とも増加傾向にあります。また10月からマイナポイントのフィッシングサイトが急増しており、4位にランクインしています。圏外の19位ですが、国税庁のフィッシングサイトが10月から増加傾向にあり、確定申告の準備をしている人を狙った可能性があります。

フィッシングサイトカテゴリ別構成比
10月度は、官公庁が構成比・実数とも上昇しています。また携帯キャリアはSoftBankの報告数が減少したことにより構成比が減少しています。Webサービスはえきねっと・ETCの報告数が増加したことにより構成比が上昇しています。


※5ポイント以上上昇したカテゴリは黄色の矢印になります。
※5ポイント以上減少したカテゴリは灰色の矢印になります。
フィッシング詐欺被害防止のポイント
メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスする。 または、怪しいサイトを診断する無料サービスを利用し事前にURLをチェックする。
個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する
クレジットカード会社などでは、個人情報やクレジットカード情報などについてメール・SMSでの問い合わせは行っていないため、情報入力させるページに誘導するメールには細心の注意を払いましょう。
ログインID・パスワードの使い回しを控える
複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まります。被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更し管理を行うようにしましょう。
セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する
犯罪者の手口は日々巧妙化しており、今まで意識してきた対策が通用しなくなる可能性があります。日々進化するネット犯罪に対抗するにはセキュリティソフトを導入することも必要です。不審なサイトにアクセスした際に注意喚起を行ってくれます。