三井住友カードのフィッシング詐欺が前月比2倍以上に メール内には購入製品や金額などの記載も
ネット詐欺リポートは毎月調査・収集した詐欺サイトを分析し、傾向をまとめたリポートです。
※「インターネット詐欺リポート」(www.sagiwall.jp)は、2025年4月度より「ネット詐欺リポート」(netsagisoken.jp)として名称及びドメイン変更をいたしました。
2024年6月度のネット詐欺リポートでは、三井住友カードのフィッシング詐欺の増加を取り上げます。
Index
三井住友カードのフィッシングサイトが急増
6月は三井住友カードのフィッシングサイトが急増し、実数で前月比2倍以上になりました。「不審な取引が確認された」といった内容のメールで注意を引き、フィッシングサイトに誘導してログイン情報を詐取する手口です。メールの本文中には実在する店舗や製品名などが記載されており、具体的な内容になっているため騙されないように注意が必要です。また、三菱UFJ銀行のフィッシングも3か月連続で高止まりしています。
三井住友カードの詐欺メール
三井住友カードのフィッシングサイト
三菱UFJ銀行のフィッシングサイト
※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
NTT docomo、みずほ銀行、ヤマト運輸などのフィッシング詐欺が急増
NTT docomo、みずほ銀行、ヤマト運輸を騙るフィッシング詐欺も急増しています。NTT docomoは実数で前月比約8倍、ヤマト運輸は約3倍に増加しました。みずほ銀行を騙るフィッシングサイトは6月から増加傾向にありますが、7月現在も同様の傾向が見えているため注意が必要です。
みずほ銀行のフィッシングサイト
ヤマト運輸のフィッシングサイト
※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
フィッシングサイトブランドランキング
6月度の1位は三菱UFJ銀行で、3か月連続での上位ランクインとなりました。2位は三井住友銀行で、報告数が2倍に増加しています。みずほ銀行は前月には報告がありませんでしたが、6月に急増しています。

フィッシングサイトカテゴリ別構成比
6月度はクレジットカード、銀行、携帯キャリアの構成比が上昇しています。クレジットカードは三井住友カード、銀行はみずほ銀行、携帯キャリアはNTT docomoの報告数が上昇していることが起因しています。


※5ポイント以上上昇したカテゴリは赤色の矢印になります。
※5ポイント以上減少したカテゴリは黄色の矢印になります。
フィッシング詐欺被害防止のポイント
メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスする。 または、怪しいサイトを診断する無料サービスを利用し事前にURLをチェックする。
個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する
クレジットカード会社などでは、個人情報やクレジットカード情報などについてメール・SMSでの問い合わせは行っていないため、情報入力させるページに誘導するメールには細心の注意を払いましょう。
ログインID・パスワードの使い回しを控える
複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まります。被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更し管理を行うようにしましょう。
セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する
犯罪者の手口は日々巧妙化しており、今まで意識してきた対策が通用しなくなる可能性があります。日々進化するネット犯罪に対抗するにはセキュリティソフトを導入することも必要です。不審なサイトにアクセスした際に注意喚起を行ってくれます。