楽天カード、りそな銀行のフィッシングサイトが増加 証券系フィッシングサイトは前月比9倍に急増
ネット詐欺リポートは毎月調査・収集した詐欺サイトを分析し、傾向をまとめたリポートです。
※「インターネット詐欺リポート」(www.sagiwall.jp)は、2025年4月度より「ネット詐欺リポート」(netsagisoken.jp)として名称及びドメイン変更をいたしました。
2025年3月度のネット詐欺リポートでは、楽天カード、りそな銀行のフィッシングサイトが増加している点を取り上げます。
Index
楽天カード、りそな銀行のフィッシングサイトが急増
楽天カードのフィッシングサイトが、前月比約4倍に増加しています。「あなたのアカウントは不正アクセスにより制限されている」「ポイントのプレゼントキャンペーン」など様々なメール文言でフィッシングサイトへ誘導しログイン情報を詐取する手口です。
楽天カードでは「本人認証サービス(3Dセキュア)」が提供されているため、被害を防ぐために設定をしておきましょう。また、りそな銀行のフィッシングサイトも前月比2倍に増加しています。「口座に異常な動きがみられる」といった内容で不安をあおりログイン情報を詐取しようとするケースが見られます。
楽天カードのフィシングサイト
りそな銀行のフィッシングサイト※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
証券系のフィッシングサイトが急増、前月比9倍以上に
証券会社のフィッシングサイトが急増しています。金融機関や証券会社の対策により、証券系のフィッシングはサイトを乗っ取ったあとにすぐ現金化することが難しく、最近まではターゲットとしては狙われにくい傾向もありました。しかし2025年3月から4月にかけて大きく増加しており、楽天証券やSBI証券など様々なブランドのフィッシングサイトが作成されています。
考えられる狙いとしては、乗っ取ったサイトで株の購入や売却を行うことにより、株価のつり上げや空売りなどを仕掛けている可能性もあります。このように証券系のフィッシングサイトがばらまかれている状況は近年見られなかったため、注意が必要です。各証券各社からも2段階認証設定を行うよう注意喚起などがされていますので、証券口座をお持ちの場合は設定の確認をお勧めします。
楽天証券のフィッシングサイト
SBI証券のフィッシングサイト※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
フィッシングサイトブランドランキング
3月度はAmazonが前月に続き1位となりました。20%近く増加しています。また楽天カードやりそな銀行など3月に入り急増しているブランドもあります。ランキングには入っていませんが、ANA、Vpassなども増加しており注意が必要です。

フィッシングサイトカテゴリ別構成比
3月度はクレジットカードの構成比が下がり、ECサイトや銀行などの構成比が上昇しています。
証券系のフィッシングサイトも2ポイント増加していますが、実数では9倍以上に増加しています。4月も証券系のフィッシングサイトは増加しているため、注意が必要です。


※5ポイント以上上昇したカテゴリは赤色の矢印になります。
※5ポイント以上減少したカテゴリは黄色の矢印になります。
フィッシング詐欺被害防止のポイント
メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスする。 または、怪しいサイトを診断する無料サービスを利用し事前にURLをチェックする。
個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する
クレジットカード会社が個人情報やクレジットカード情報をメール・SMSで問い合わせることはありません。情報入力を求めるメールには対応せず正規サイトを確認してください。
ログインID・パスワードの使い回しを控える
複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まります。被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更し管理を行うようにしましょう。
セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する
犯罪者の手口は日々巧妙化しており、今まで意識してきた対策が通用しなくなる可能性があります。日々進化するネット犯罪に対抗するにはセキュリティソフトを導入することも必要です。不審なサイトにアクセスした際に注意喚起を行ってくれます。