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SNSで懸賞に応募したら・・

SNS・DM詐欺

2025.05.22

性別

女性

年代

10代

発生時期

不明

経緯・内容

X(旧Twitter)で懸賞に応募するためだけのアカウントを作りました。詐欺が怖いので、初めはギフトコードやQUOカードPayなど、住所を送らなくてもデジタル上でやり取りできるものに限定して応募していました。

しばらく経ち、懸賞について一通り理解できたな。と感じて、いよいよ実際に商品が届くというものに参加してみようと思ったのです。やはり詐欺が怖いのでフォロワー数が多く、実際に当選した人の報告も多いアカウントを選び、私はたしか、抽選でワイヤレスイヤホンが貰える懸賞に応募しました。

数日経ち、そのアカウントからDMが届きました。私が抽選で選ばれたという内容だったのですが、送られてきた文章を見るとどこかおかしいのです。そのアカウントが言うには、「まずお金を支払っていただければ、こちらから商品をお届けします。実際に商品を使って頂き、そのレビューを書いて頂ければ、預かったお金はお返しします。」ということであるようでした。私はそこで「無料でプレゼントということだったのに、お金を支払うのはおかしい」と気づけたので、そのDMには返信せず、怖くなったので懸賞用のアカウントも消しました。実際に当選して自宅に景品が届いた、と写真付きで報告していたアカウントは全てサクラだったのかと思うと、騙された人が多いのではと思い心配です。

被害内容
  • SNSの懸賞に応募
  • 当選したかのようにみせかけ一時金を請求
  • 当選のサクラ投稿もあり他者を信用させる手口あり

    支払いはせずにアカウント消去

森教授のコメント

SNS上のフォロワー数や当選報告は簡単に偽装できるものであり、それらを信頼の根拠とするのは非常に危険です。
そもそも「無料プレゼント」であるはずなのに、金銭の支払いを求められる時点で明らかに不自然であり、詐欺と見抜くべきサインです。その違和感に気づき、支払いを回避した投稿者の判断は極めて的確であり、被害を未然に防ぐための冷静な対応として高く評価されます。

情報元

引⽤元‧BBSS社によるアンケート募集
2024年7月10日~8月末実施

詐欺に遭ってしまったら

確認事項

証拠の保存

詐欺と疑われるDMや当選通知、やり取りの内容、アカウント情報などをスクリーンショットや保存しておくことが重要です。証拠は今後の相談や被害回復のために役立ちます。

相談窓口

消費者庁:消費者ホットライン-局番なし「188」(いやや)-

URL:https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

警察庁:都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口一覧

URL:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

詐欺被害予防・対策

対策・予防
  • 「当選」や「プレゼント」で金銭や個人情報の要求は詐欺を疑う

「先にお金を支払えば商品を送る」「レビュー後に返金」などは典型的な詐欺手口です。正規の懸賞で金銭やカード情報、過剰な個人情報を求められることはありません。

  • 公式アカウント・サイトかどうかを確認

SNSアカウントでは公式マークの有無、アカウント名やID、過去の投稿内容や当選実績を必ず確認します。キャンペーンなど公式サイトで企画の有無を調べるのも有効です。
公式のサイトは検索結果や公式アプリからのリンクなどで確認しましょう。検索結果でも悪意ある広告が上位にくる場合がありますので注意してください。

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