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アダルトサイトから封書が!?

危険なアダルトサイト

2025.05.22

性別

男性

年代

30代

発生時期

不明

経緯・内容

中学生の時、アダルトサイトを見てしまい、つい夢中になって見続けていました。

あるサイトで「動画を見るために登録が必要です」と表示されたので、住所、電話番号などを書き、登録してしまいました。すると、1週間くらい経った後、一通の封筒が届き、それを親が見て「え?何これ、なんか変なもの来てるんだけど、何かした?」と言ってきました。中身はアダルトサイト(アダルトコンテンツ)の請求書でした。登録してしまったことは確かに自分ですが、親には「え?知らんし、そんなの」といったと思います。親には正直に言えませんでした。随分前のことであまり覚えていませんが、いつまでに支払えとか書いてあったと思います。

架空請求・不当請求といいますか、その当時そのような言葉がそれほど浸透していなかったと思います。
それで、親が必死にネットで調べたりして、支払わなくていいと知り、安堵していました。同じく自分も支払わなくていいと知って安堵し、勉強になったと同時に、正直に言えず、情けなさや恥ずかしさやら様々な感情があったことを覚えています。自分に落ち度はありますが、そのようなサイトで登録してはいけないんだと学びました。

今なら架空請求や不当請求、あらゆる詐欺について簡単にスマホでも調べられますし(その当時はスマホはない)ネットで分かるため、騙されることはまずないと思いますが、それでも100%ではないと思い、いつ、どこで、どう騙されるかわからないと、常に、詐欺について意識しています。ネット詐欺に関するエピソードでこのような体験談で良いのかわかりませんが、なんとなく覚えていることを書いてみました。

被害内容
  • 10年以上前のアダルトサイトの架空請求詐欺
  • 動画を見るためにと個人情報登録を促し搾取
  • 封書にて架空請求
森教授のコメント

信頼性の低いサイトに対し、興味本位で氏名や住所を入力してしまう行為は、詐欺や個人情報悪用の大きなリスクにつながります。特に「動画を見たい」「簡単に儲かる」といった欲求を突いた誘導には慎重な姿勢が求められます。
投稿者様が述べられたように、一度の経験から警戒心を持ち続けることは、今後の被害防止において非常に重要です。ネット上では「一呼吸おいて考える」ことが、何よりの自衛策となります。

情報元

引⽤元‧BBSS社によるアンケート募集
2024年7月10日~8月末実施

詐欺に遭ってしまったら

確認事項
  • 請求書やメールなどの証拠を保存

    請求書、封筒、メール、サイトの画面など、詐欺に関連する証拠はすべて保管しておきます。警察や消費生活センターに相談する際に役立ちます。

【支払ってしまった場合は】

  • できるだけ早く警察に被害届を出す
    詐欺被害に気づいたら、まず最寄りの警察署やサイバー犯罪相談窓口に被害届を提出します。被害の経緯や振込記録、やり取りの証拠(メール、請求書、画面キャプチャなど)をまとめて持参するとスムーズです。
  • 金融機関・カード会社に連絡する
    振込の場合:振込先の銀行に連絡し、口座凍結の申し出をします。口座が凍結されれば「振り込め詐欺救済法」に基づき、残高の一部が返金される可能性がゼロではありません。
相談窓口

消費者ホットライン -局番なし「188」(いやや)-

URL:https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

警察庁:都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口一覧

URL:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

詐欺被害予防・対策

対策・予防
  • 請求画面やメールが届いても慌てず無視する

架空請求は「法的措置を取る」「未納料金がある」などと不安を煽る手口が多いですが、身に覚えがなければ無視し、絶対に支払わないことが基本です。

関連ページ

ネット詐欺に遭ったら
https://netsagisoken.jp/solution/