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体験者の声 scam website episode
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パソコンがウィルスに感染!?
2025.05.22
男性
50代
不明
休日の昼下がりに自宅でパソコンで遊んでいたら、何かの弾みで突然「このパソコンはウイルスに感染したのでロックします!」と警告メッセージが出て進めなくなりました。
解除するにはサポートデスクに電話くださいとあるので、そんなこともあるのかと何も考えずにスマホで画面の電話番号に電話してみました。
電話したらマイクロソフト社員を名乗る外国人が出て、パソコンの状態を確認しますから、と言われるままにキーボードを打ってリモート操作となり、その外国人がオンラインで登場して顔写真入りのマイクロソフト社員証を見せられ、画面が切り替わってこれが今のあなたのパソコンの状態ですとそれらしく変遷していって、こことここが問題で修理が必要ですと言います。そうですか、わかりましたと答えたら急にお金の話になり高額の金額を提示され、修理代と保証代です、払わないとこのパソコンもダメになるしこれからあなたが使うインターネットもメールも全部ダメになります。どうしますか?と怪しい話になってきました。半信半疑でどうやって払うのかと聞くと、これからコンビニへ行ってウェブマネーを買ってきて番号を教えてくださいと言います。これで詐欺であることが確定したのですぐにスマホとパソコンをブチ切りして終わらせました。
後からネットで検索したら「サポート詐欺」と呼ばれるもので手口が一緒でした。偽のメッセージで電話を誘導して偽の画面で不安を煽って騙そうとします。家庭のパソコンを普通に使ってウイルスに感染することはまずないし、マイクロソフト社員が社員証を見せることもなければ金銭を請求することも絶対にないそうです。(※見せられたのはもちろん偽の社員証でしたが、そもそも本物を知らないのでわかりません)
私は迂闊にも電話して引っかかるところでしたが、こんなインチキ警告メッセージは無視です、無視。
下手に電話でまともに相手したら詐欺師の思うつぼです。金銭を請求されたら100%全部詐欺です。騙されないように気を付けましょう。
(※警察庁のHPの「各部局から」→「サイバー警察局」→「個別事案への対策」にサポート詐欺対策も載っています)
- パソコン操作中に「ウイルス感染警告」が表示され
- 問い合わせるように言われ電話で偽サポートセンターへ
- 修理が必要と脅され金銭要求される
このような手口は「サポート詐欺」と呼ばれ、偽のウイルス警告などで不安を煽り、サポートを装って金銭を騙し取る典型的な詐欺の一種です。近年は画面表示も日本語に最適化され、まるで本物のサポート画面のように見せかけてくるため、だまされやすくなっています。
マイクロソフトやAppleなど正規企業が、突然警告を出して電話を求めたり、電子マネーでの支払いを要求したりすることは絶対にありません。画面に電話番号が出てきたらまず疑い、公式サイトで情報を確認する、リモート操作には応じない、といった基本的な対策が被害を防ぐ鍵となります。冷静さを失わず、落ち着いて画面を閉じる判断が最も効果的です。
引⽤元‧BBSS社によるアンケート募集
2024年7月10日~8月末実施
詐欺に遭ってしまったら
- 偽の警告画面や通話履歴の証拠を保存
表示された警告画面のスクリーンショットや、電話でのやり取り、指示された内容などを記録・保存します。 - 遠隔操作ソフトをインストールした場合は即アンインストールとネット遮断
指示に従って遠隔操作ソフト等を入れてしまった場合は、まずインターネット接続を切断し、該当ソフトをアンインストールします。その後、ウイルスチェックや必要に応じてパソコンの初期化も検討します。 - パスワード変更・アカウント保護
万が一、IDやパスワードを伝えてしまった場合や、リモート操作で入力された可能性がある場合は、すぐにすべてのパスワードを変更します。
詐欺被害予防・対策
突然「ウイルス感染」などの警告画面やポップアップが表示されても慌てず無視しましょう。ポップアップなどに表示されている電話番号にはかけず、画面を閉じることが大切です。
ネット詐欺に遭ったら
https://netsagisoken.jp/solution/