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子どもがパソコン利用中に警告が…

偽警告・偽アプリ

2025.05.22

性別

女性

年代

30代

発生時期

不明

経緯・内容

現在小学3年生の長女がいます。令和の子らしくPCでYouTubeを観るのが大好きです。

ところがある時“ママ!どうしよう!”と呼ばれ、画面を見ると『このPCはウイルスに感染しています!今すぐここへ連絡を…』という内容のメッセージが画面の端に出ていたのです。うちのPCはセキュリティ対策を行っており、これは違うと分かりました。そこで一度ブラウザを閉じ、再起動しました。PCは無事で感染などしておらずさっきのは偽物だと判明しました。焦って行動せず、すぐ知らせた長女は正しかったです。もしも近くに相談する人がいなかったりすれば騙されたかもしれないため用心せねばと感じました。

被害内容

小学3年生の娘がPCでYouTubeを見ている際に、「ウイルス感染」の偽警告メッセージが表示された。
セキュリティ対策済みのPCだったため偽物と判断し、ブラウザを閉じて再起動すると問題は解決した。
近くに相談相手がいないと詐欺に遭う可能性があると感じた。

森教授のコメント

娘さんがすぐにお母さまに相談されたことは非常に適切な対応でした。

近年ではギガスクール構想のもと、小学生でもPCやタブレットを使う機会が増え、学校や教育委員会では端末に対する一定のセキュリティ対策が講じられています。
ただし、子どもたちは端末を学校だけでなく家庭でも使用するため、利用する環境は必ずしも教師の目が届く教室内だけではありません。だからこそ、家庭での見守りやサポート、そして日頃からネット上のトラブルを気軽に相談できる関係づくりが非常に重要です。

情報元

引⽤元‧BBSS社によるアンケート募集
2024年9月~10月末実施

詐欺に遭ってしまったら

確認事項
  • 偽の警告画面や通話履歴の証拠を保存
    表示された警告画面のスクリーンショットや、電話でのやり取り、指示された内容などを記録・保存します。
  • 遠隔操作ソフトをインストールした場合は即アンインストールとネット遮断
    指示に従って遠隔操作ソフト等を入れてしまった場合は、まずインターネット接続を切断し、該当ソフトをアンインストールします。その後、ウイルスチェックや必要に応じてパソコンの初期化も検討します。
  • パスワード変更・アカウント保護
    万が一、IDやパスワードを伝えてしまった場合や、リモート操作で入力された可能性がある場合は、すぐにすべてのパスワードを変更します。
相談窓口

消費者ホットライン -局番なし「188」(いやや)-

URL:https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

警察庁:都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口一覧

URL:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

詐欺被害予防・対策

対策・予防

突然「ウイルス感染」などの警告画面やポップアップが表示されても慌てず無視しましょう。ポップアップなどに表示されている電話番号にはかけず、画面を閉じることが大切です。

関連ページ

ネット詐欺に遭ったら
https://netsagisoken.jp/solution/