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パスワード情報更新のお知らせのメールを開いてみると

2025.05.22

性別

女性

年代

30代

発生時期

不明

経緯・内容

カード会社から「パスワード情報更新のお知らせ」というメールが届き、その時少し考え事をしていたこともあり、特に疑わずに記載されたURLをクリックしてログインしてしまいました。しかし、よく見るとサイト内の一部が中国語の字体で表示されており、読めない箇所があることに気づきました。嫌な予感がして、急いでカード会社に連絡を入れてカードを停止してもらいました。案の定フィッシング詐欺サイトでした。

オペレーターの方から、「弊社からは必ずいつも同じメールアドレスから連絡しますので、次回は注意してみてくださいね」と優しく言ってもらい、ようやく安心することができました。幸い、今回のケースでは不正利用の被害はありませんでしたが、「もし知らずにそのままにしていたら…」と考えるとゾッとします。今後は考え事をしながらログインせず、きちんとメールの内容を確認しようと心に決めました。

被害内容

カード会社を装ったフィッシング詐欺メールに騙され、偽サイトにログインしてしまいました。
字体が怪しいことに気づき不審に思い、すぐにカード会社に連絡してカードを停止。
金銭的被害はなく、今後はメール内容を慎重に確認することを誓いました。

森教授のコメント

今回はサイト内の字体の不自然さに気づいて詐欺と判断できたのは非常に良い対応でした。

しかし近年はAI技術の進展により、字体や文体の不自然さがほとんど見られない巧妙なフィッシングメールも増加しています。そのため、見た目だけでは判別が難しくなってきており、ますます慎重な対応が求められます。

報告者の方がおっしゃるように、メールに記載されたURLをすぐにクリックせず、内容や送信元をよく確認したうえで行動する習慣が、被害防止には欠かせません。

情報元

引⽤元‧BBSS社によるアンケート募集
2024年9月~10月末実施

詐欺に遭ってしまったら

確認事項
  • カード会社への迅速な連絡と利用停止
    フィッシング詐欺に気付いたら、すぐにカード会社に連絡し、カードの利用停止や再発行、パスワードの変更など必要な手続きを行います。今回のケースのように、カード会社のオペレーターに相談することで、不正利用の防止や補償の案内を受けられます。
  • パスワードやIDの変更
    フィッシングサイトでIDやパスワードを入力してしまった場合は、同じIDやパスワードを使い回している他のサービスも含めて、速やかにすべて変更します。
相談窓口

お使いのクレジットカード会社


消費者ホットライン -局番なし「188」(いやや)-

URL:https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

警察庁:都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口一覧

URL:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

詐欺被害予防・対策

対策・予防

緊急性を強調するメールのリンクには安易にアクセスしないようにしましょう。不安な場合はアプリや公式サイトから確認を行うことが重要です。


利用明細のこまめな確認
身に覚えのない利用がないか、カードの利用明細を定期的に確認します。万が一、不審な利用があれば、すぐにカード会社に追加連絡を行いましょう。

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ネット詐欺に遭ったら
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