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寝起きの判断ミスで偽サイトの被害に

2025.05.22

性別

男性

年代

20代

発生時期

不明

経緯・内容

「決済がうまくいかなかったため、クレジットカード情報を再度入力してください」という旨のメールが届いた。

普段だったら疑って入力はしないが、寝起きで頭が回っていなかったということと、前日に商品を注文していたため、なんの疑いもなく入力した。入力後に怪しいということに気づき、急いでクレジットカード会社に連絡をしてカードを止めてもらった。サイトを再度確認してみると、他のページには飛べなかったりなど、すぐに偽サイトだということがわかるクオリティだった。

被害内容
  • 個人情報とクレジットカード情報を入力してしまった。
  • 後に不審点に気づき、カード会社に連絡して利用停止と再発行を依頼。
森教授のコメント

今回のような手口は、前日にネット注文をしていたなど、多くの人が実際に経験していそうな状況を用いる点で、非常に巧妙です。

このようなケースでは誰もが油断してしまう可能性があり、冷静な対応が求められます。クレジットカードをすぐに停止して実害を免れたのは適切な判断でした。

決済に関するメールを受け取った際は、リンクを直接クリックせず、公式サイトやアプリで取引履歴を確認することが大切です。慎重な行動が被害防止につながります。

情報元

引⽤元‧BBSS社によるアンケート募集
2024年11月~12月末実施

詐欺に遭ってしまったら

確認事項
  • カード会社への迅速な連絡と利用停止
    不正利用防止のため、クレジットカード会社や携帯キャリア、銀行に速やかに連絡し、カードや口座の停止や再発行、支払い停止の手続きを依頼します。
  • パスワードやIDの変更
    フィッシングサイトでIDやパスワードを入力してしまった場合は、同じIDやパスワードを使い回している他のサービスも含めて、速やかにすべて変更します。
相談窓口

お使いのクレジットカード会社


消費者ホットライン -局番なし「188」(いやや)-

URL:https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

警察庁:都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口一覧

URL:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

詐欺被害予防・対策

対策・予防

SNSや広告で見かけた情報は安易に鵜呑みにせず、正しい情報かどうかを確認しましょう。興味関心をそそられるときや焦っている緊急性を強調するメールのリンクには安易にアクセスしないようにしましょう。不安な場合はアプリや公式サイトから確認を行うことが重要です。


利用明細のこまめな確認
身に覚えのない利用がないか、カードの利用明細を定期的に確認します。万が一、不審な利用があれば、すぐにカード会社に追加連絡を行いましょう。

タイミングによって引っ掛かりやすくなる事を知っておく
「引っ越し」「免許更新」「公式ストア購入直後」「確定申告」「還付金受け取り」など絶妙なタイミングで通知がくると、自分事として認識してしまい被害に遭う可能性が高まります。一呼吸おいてから十分に確認しましょう。

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ネット詐欺に遭ったら
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