監修者プロフィール

Database

【ネット詐欺体験談】削除予告メール詐欺 | 公式そっくりページで個人情報を抜く手口と対処法

2025.12.26

性別

男性

年代

40代

発生時期

2021年6月頃

経緯・内容

ある日、普段よく買い物をする某ECサイトから「あなたのアカウントが削除される可能性があります。至急確認をお願いします」とメールが届いた。急いでメールに記載のあるURLをクリックすると、いつも見慣れた某ECサイトと同じロゴを使用した、個人情報入力画面に飛んだ。そのまま何の疑いもなく、クレジットカード番号や住所、氏名、電話番号などを入力してしまった。

数週間後、クレジットカード会社から「あなたのカードが不正に利用された形跡があります。心当たりがありますでしょうか?」と電話があり、何者かによるカードの不正使用が発覚。すぐにカードを止め、再発行することに。不正使用された額は、ブランド物の靴や衣料品約三万円で、私に支払う責任は発生しなかった。

某ECサイトと同じロゴを使用した、巧妙な偽サイトにまんまと引っかかり、クレジットカード番号を入力したため、このような事態に発展してしまった。正直、本物のサイトと見分けが全くつかなかった。

個人情報を安易に入力させるようなメールには、一切反応しないということが一番の抑止力につながると思う。そもそも、そんな大切な事項は、メールで確認することはないことを肝に銘じておくべきだ。「アカウントが削除される」等の恐怖心を煽られても、決して反応してはいけない。

被害内容

よく利用するECサイトから「アカウントが削除される」等の緊急性の高いメールが来て個人情報を入力してしまった、その後クレジットカード会社から不正利用されている連絡がきて再発行することになった。

森教授のコメント

カード会社の補償により金銭的な被害が発生しなかったのは不幸中の幸いでした。「アカウントが削除される」「至急確認を」といった緊急性を装い、冷静な判断をさせないまま行動を促すのはフィッシング詐欺の常套手段です。

この体験から得られた教訓、すなわち「個人情報を入力させるメールには反応しない」「重要な事項がメールで確認を求められることはない」「恐怖心を煽る文言に反応しない」という3点は、いずれもきわめて正しい認識です。加えて、メール内のリンクは開かず公式アプリやブックマークからアクセスする習慣、不審なメールは公式サポートに直接問い合わせて真偽を確認する姿勢も有効な対策となります。

詐欺師は「急がせる」「不安にさせる」ことで私たちの判断力を奪おうとします。焦りを感じたときこそ立ち止まり、「本当に急ぐ必要があるのか」と自問する冷静さが、被害を防ぐために最も有効な防御手段となります。

情報元

引⽤元‧BBSS社によるアンケート募集
2025年9月~10月末実施

詐欺に遭ってしまったら

確認事項
  • 入力した範囲の棚卸し:カード番号の他、パスワードやセキュリティコードなど入力情報を書き出す。
  • カード側の状況:停止・再発行の手配/直近明細の全確認/見覚えのないサブスク登録の有無
  • 通販アカウントの保全:パスワード変更(使い回ししていたらその分も変更する)
  • 2段階認証ONや多要素認証、パスキー登録などを有効にする。
  • ログイン履歴・接続端末を確認し一括サインアウト。
  • 証拠保存:SMS本文・リンクURL・請求通知のスクショを取る。
相談窓口

消費者ホットライン -局番なし「188」(いやや)-
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html

都道府県警察本部サイバー犯罪相談窓口一覧
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

詐欺被害予防・対策

対策・予防
  • SMSやメールなどのリンクを踏まないようにする
  • 公式アプリや公式ページをまず確認するように癖をつける
  • SMS/メールの受信側対策 不明な差出人をフィルタする、迷惑メッセージ対策などを有効にする